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グローブ・ジャングル(ネタバレあり)

4月4日夜(東京初日)、4月9日夜、4月13日昼(東京楽日)観劇

虚構の劇団 第10回公演 座・高円寺

作・演出:鴻上尚史

キャスト:
沢村邦生:オレノグラフィティ
青木七海:小野川晶
石丸唯:根本宗子
北野良一:三上陽永
長谷川哲次:渡辺芳博
吉川麻美:森田ひかり
住田政信:小沢道成
千葉大樹:杉浦一輝
堀井千春:木村美月
フクヤマ(北野さんのバイト先のお客で、TOEICで850点取って自分をハンサムと言い切る人 笑):塚本翔大

これは東京楽日を観てから書いている。

良かった。
前回観た時に、気持ちがはやるのかやや荒っぽくなってる?と思った台詞もシーンに応じて強弱、緩急をきちんとつけている感じでさらに引き込まれた。

また泣かされてしまった。

実は初日も楽日も同じ席が取れて、どちらも最前列センターブロック。

小さな一言で変わる些細な表情まで見える。
近過ぎて視野がちと限定されてしまうのが難点ではあるが、楽日は各々のシーンで観たい方を見るようにしたので自分的にはベストシーン集みたいなもの。引っ張られ過ぎて疲れた。

別れを告げる七海ちゃんの目に涙が溢れてくるのまで見えて、そして近寄って抱き締める住田さんの表情…

もう本気で胃がおかしくなりそうだった。

表情と書いたが、お顔だけでなく全身から受けるモノにぞくぞくした。
小野川さん、小沢さんだけではなくて、どの方にも。ここの方々の表情って、なんかこう目が離せなくなる。

皆、それぞれの事情を抱えてそれぞれのやり方で必死に戦っている。何が正しい、なんて言えない。


初演の時は住田さんが見える方々に単純に寄って観ていた気がするが、今回はやはり北野さんにも引っ張られた。彼の世間への異常なくらいの気遣いは、今の学校の実際にもあるように思うし、大体はニコニコしている彼の内面の焦燥が伝わってきて今回は彼を否定出来なかった。むしろ、切なくなった。三上さん、良かった。

NICの2人、千葉さんと塚本さんの役の人には苦笑はしたが、バカには出来ない。似たようなことを自分も形を変えてやっているかも知れないと思う。

沢村さんだって、青木さんを傷つけたことは自覚しても麻美さんの痛みには気づいていなかった訳だし。


やはり今の方がより時代に合っている気がする。
それに初演とは少し台詞が変わっているところもあって理解しやすくなっていたようにも思う。
冒頭の炎上部分は設定自体が異なっていて今回の方がネットの自覚のない悪意がよりわかりやすくなっていた。

ラスト、1人佇む住田さんが消えて、映る写真の皆の屈託のない笑顔。あの明るさにもまた涙が出そうになった。

死んじゃダメですよ、だな。

だけど、長谷川さんはどこまで行けば良いのだろう。住田さんについ寄ってしまうので見える長谷川さんが居てくれたことは救いに思えてしまうのだが、長谷川さんを脅かしているものは得体の知れないものだから…結局は答えは彼自身の中にある、のかな。
渡辺さん、ああいう役をさらっとやってしまわれるけれど、かなりキツいと思う。


なんてことばかり書くと我ながら重いわ(^_^;)

これでかなり笑えるし(「yes or no?」「or!」とか、ワンポイント情報とか、結構、何じゃ、そりゃ?も多い 笑)、ダンスシーン等はカッコいいし綺麗だし、だから好き。

ダンスシーンや映像の効果も見たくて敢えて当日券で後方からも観たのだが、とても素敵だった。


虚構版「天使は瞳を閉じて」でandymoriを知ってアルバムを聞くようになったら、今回知っている曲が使われていて嬉しかった。


初演とはずいぶんキャストが変わっていて、正直寂しくもあるし、初演のキャストでまた観たいとも思う。

でも今回の舞台も本当に好き。

オレノグラフィティさんは鹿殺しとはまたちょっと違った印象で観られたし、良かった。根本さんも独特の雰囲気で魅力的だった。

研修生の皆様も、森田さんの強さと脆さが一緒になったようなキャラなんてドキドキするし、早く劇団員になって下さいね。

ひとえに鴻上さんが忙し過ぎるせいらしいけど(^_^;)

で、やはり大阪も行こうかと画策中 笑

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